with ニッティド
足指が1本1本自由に動くため、冷え性の改善や腰痛・肩こりの緩和などの効果があるとされる五本指ソックス。踏ん張りが利くことから、サッカーはじめ、多くのスポーツ選手が愛用しています。この五本指ソックスを日本で初めて製造した企業が、私たちの住む和歌山県にあるのをご存知でしょうか? 〝キシュウノホコリ〟第6弾は、1981年創業のニッティド株式会社とのコラボレーション。経験豊富なベテランFW、背番号10の北野純也と商品化に取り組みました。
スペイン生まれ 和歌山育ち
五本指ソックスが生まれたのは1970年のスペイン・バルセロナ。
しかし、当時のものは履き心地が良くなく、メーカーはほどなく倒産しました。
1974年、この五本指ソックスに着目したのが、ニッティド創業者の井戸端隆宏氏です。
当時、手袋メーカーの常務をしていた隆宏氏は手袋作りの知識と経験を生かし、3年掛けて履きやすさにこだわった五本指ソックスを再開発。
時を経て1981年、ニッティドの前身にあたるニットグローブ株式会社を創業しました。
五本指ソックスにたずさわって約半世紀。
選りすぐりの素材を生かし、磨いた技術で生み出す商品は日本国内のみならず、世界へ──。
スポンサー企業を通し、多数のプロスポーツ選手が愛用する商品を製造しています。
試作、試着を重ねて
そんな五本指ソックスのパイオニアとのコラボ。
北野との初めての打ち合わせは2025年2月でした。
北野が描くソックスのイメージを伝え、試作品をいただき、練習で使用。
その上でさらに要望を伝えてとブラッシュアップを繰り返した五本指ソックスは、ようやく7月に完成しました。
素材は軽量で摩擦に強く、丈夫で破れにくいナイロンを使用。
試合で90分間走っても、足とソックス、そしてソックスとスパイクがずれないよう、締め付けの強さ、滑り止めの位置など細部にこだわりました。
北野の意見に真摯に耳を傾け、商品化に尽力くださった井戸端康宏社長は「社内で着用し、問題ないだろうと思ったものをサンプルとして提供していましたが、実際に練習などで着用した北野選手から返ってきた意見は非常に筋が通っており、『なるほど、確かに』と感じるところが多かった。アスリートの生の声を聞きながらの今回の経験は、今後の商品づくりに役立てられます」。
また、井戸端佑磨営業部長は「ナイロン100%の商品は弊社でほとんどやったことがなく、難し面もありましたが、ごつすぎず、薄すぎず、良い着用感を実現できたと思います。非常にフィット感があり、スポーツ選手以外でも、ソックスにサポート力を求める方におすすめです」
一般向けはエンブレム入り
選手用とは別に一般販売用を製作。
選手用が白なのに対して、こちらは黒とし、足首部分にアルテリーヴォのエンブレムをあしらいました。
このエンブレムに使った糸は、700種類ある中から、白・黒・オレンジ・緑・黄の5色を北野がチョイスしました。
「実際、ユニフォームなどに入っているエンブレムより、緑も赤もあえて明るめのものを選びました。想像以上の出来。これを履いていただけると応援力が上がるかも」と笑顔。「最初にいただいたサンプルは2、3ヵ月、練習で使わせてもらっていますが、破れたり、薄くなってきたりといったこともない。丈夫だし、ナイロン製で、すぐに乾くのもうれしいです」
ニッティドの経験と北野の思いが詰まった逸品。
試合観戦時はもちろん、普段使いにぜひ。
販売開始は明日7月13日(日)の試合会場・紀三井寺公園陸上競技場。
価格は以下の通り。3足セットがお得です。
1足 2足セット 3足セット
一般・ブロンズ 2,700円 5,000円 6,900円
シルバー 2,430円 4,500円 6,210円
ゴールド 2,160円 4,000円 5,520円
プレミアム 1,890円 3,500円 4,830円
※23~25センチと25~27センチの2サイズです。
※一般販売用は足裏の滑り止めは入っておりません。






ニッティド株式会社
1981年創業以来、五本指ソックス・無縫製ニットの企画開発・製造・販売を行う業界のパイオニア。
社名の「KNITIDO」にある〝KNIT〟(=編む)には「五本指ソックスを編む」のほか、
・多様な視点・技術・アイデアから新たな価値を編む
・世界中の人を健やかにするという壮大な夢を編む
との思いを込めている。
また、地域振興への思いが強く、2022年には本社にほど近いJR加茂郷駅前に「トレーラーガーデン」を開店。
五本指ソックスショップやカフェ、ピラティススタジオなどがあります。
※アルテリーヴォ和歌山のファンクラブ「CLUB ARTERIVO」のサポートショップとしても協力くださっており、会員証を提示の上、靴下1,000円以上購入すると、リンゴジュース1杯プレゼントのサービスが受けられます。