Match Report #10 日 時:2020年10月3日(土) 大 会:関西サッカーリーグ 第7週 会 場:J-GREEN堺S-16 対戦相手:ASラランジャ京都 結 果:負け(2 - 4)
最終戦に敗れ6位。JFL昇格叶わず。 〈悪夢の3失点〉 他会場の結果次第では2位に入ることも、降格も有り得るという、非常に緊張感のある最終節。このチームで取り組んできたことの全て、そして、皆がサッカー人生の中で得てきたものを全てぶつけて欲しい、と決戦に臨みました。 対戦相手のASラランジャ京都はDivision2からの昇格組で得点力が高く、勢いのあるチーム。 フォーメーションは4-4-2でポゼッションが得意。前を向けば積極的に突破を仕掛けてくるので、できるだけ高いラインでボールホルダーにプレッシャーをかけ、簡単に前を向いてのプレーをさせないように気をつけていました。 こちらもフォーメーションは同じ4-4-2。 試合開始直後から辻村の背後を狙う動きで相手陣内へ攻め込みます。GKと1対1のチャンスを迎えますが、ゴールを決めることができません。 しかし最初の給水タイム後に状況が一変します。 前半17分にペナルティエリア外からゴールを決められると、その5分後にクロスから失点。さらにその5分後にもミスからゴールを奪われ、約10分間で一気に3失点。 勢いに乗ると手をつけられない相手を勢いづかせてしまい、非常に難しい状況になってしまいました。 選手達は失点の直後は少し冷静さを欠いていましたが、ボールを保持しながら、徐々に落ち着きを取り戻し始めます。 前半終了時点で0−3。しかも最終節。状況が状況だけにパニックになってもおかしくありませんでしたが、我々には逆転できる力が十分に備わっている。試合をひっくり返すことが出来ると信じていました。 〈怒涛の追い上げも追いつけず〉 ハーフタイム、ベンチに戻ってきた時には選手達は冷静さを取り戻し始めていました。 このまま終わることは出来ない。自分たちの力、仲間の力を最後まで信じることが大事だと、皆で言い聞かせ、メンバーと戦術変更を指示。残り45分に全てを懸けました。 後半開始からメンバーを3人入れ替え、高さを生かしたサッカーに戦術変更。 序盤から戦術変更が功を奏し、後半12分、14分と山本、久保が立て続けにゴール。追い上げムードが一気に加速し、そのままラランジャを一気に飲み込めそうな雰囲気でした。 その後もクロスを中心に攻め込みますが、ラランジャ守備陣の身体を張った守備にゴールを決めることができず、時間が過ぎていきます。 なかなかゴールが奪えない時間が続きますが、ラスト数分でも2ゴールなら奪える自信がありました。 しかし、この日、1ゴール1アシストの久保が退場。 さらに試合終了間際にペナルティエリア内で厳しいハンドの判定。PKを沈められ、点差は2点に。それでも下を向くわけにはいきません。最後まで諦めずに戦うのがアルテリーヴォです。 最後の最後まで必死に戦いましたが、追いつくことは出来ずにタイムアップ。 リーグ戦の最終順位は6位。 素晴らしい選手達を擁しながら、6位という結果に終わったことに責任を感じています。 目標にしていたJFL昇格を達成できず、支えてくださっている皆様には本当に申し訳ない思いです。 選手・スタッフ全員がそれぞれの人生において重要な1年をこのリーグ戦に懸けてきました。 上のカテゴリーへのステップアップを夢見る選手、今年を最後に引退する選手。全ての選手が昇格に力を捧げ、和歌山のために勇敢な戦いを見せてくれました。 リーグで成績は思うようにいきませんでしたが、シーズンはまだ続きます。 天皇杯3回戦で関西リーグ王者のTIAMO枚方にリベンジ出来るよう、また前を向いて準備をしていきたいと思います。 北口雄一
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